不動産を売却したことによる、売却益について課せられる税金を「譲渡所得税」といいます。

譲渡所得税の税率は、取得してから5年を超えて売却した場合は、２０％
5年を超えないで、売却した場合は、４０％もの税金が課せられます。

どのような計算をするのかというと、
『収入金額ー取得費ー譲渡費用＝譲渡所得』
簡単に説明すると、

収入金額・・・・売却価格
取得費・・・・・買った金額
譲渡費用・・・・売るための費用
譲渡所得・・・・売却益
となります。

例えば、2000万円で土地を売却したとします。
売るためにかかった費用は、100万円
①売買で1800万円で取得した場合（取得期間5年以上）
2000万円ー1800万円ー100万円＝100万円
（譲渡所得税）100万円×２０％＝２０万円
※売却価格や、費用がわかる領収書や、売買契約書等が必要です。

②先祖代々の土地や、取得費がわからない場合は、取得費不明となり、概算取得費で計算します。
『収入金額×５％＝概算取得費』
2000万円ー100万円ー100万円＝1800万円
（譲渡所得税）1800万円×２０％＝３６０万円

この差は大きいですね。
不動産売買に関わる売買契約書、領収書等は、大切に保管し、家族にも分かるように伝えておくことが重要ですね。

※居住用の不動産については、、居住用財産３０００万円控除、被相続人が空き家となった家を相続する場合、空き家３０００万円特別控除等があります。