年末年始・空地・空き家の「親子会議」をお勧めします。

親族の集まる年末年始この機会に話し合ってみてはいかがでしょうか。

日本の2018年出生数は、過去最低を記録し予想を上回るスピードで少子高齢化が進んでおります。
日向市を見渡してみても、10年・20年後には、空家がどんどん増えていくだろうということは、どの地域にも共通しているように思えます。
必然的に、土地の値段も下がっていくのではないか。ということを懸念されている方も多いのではないでしょうか。
≪下記参考表:日経ビジネスより≫


需要のある今のうちに、使う予定のない空地・空き家をご所有の方は、親族間でどうするのかを話し合ってみてはいかがでしょうか。
ただ、空地・空き家をご所有の方にお話しを伺うと、名義人の一人が行方不明であったり、認知症であったり、、いろいろと問題のある所も多いようです。
例えば、
【名義人である親が認知症である場合】
親が既に認知症になってしまった場合、たとえ子どもであっても所有者以外の意思で空き家を活用することは原則できません。
成年後見制度などを利用することで活用できるケースもありますが、実家を活用するには親自身が活用していたであろう理由(老後資金が少なかったため売却など)が必要となります。
【相続人の一人が行方不明の場合】
相続人の中で行方が分からない方がいる場合、遺産分割協議が滞ってしまい、相続を終えることができません。そのため、相続人が行方不明な場合、不在者財産管理人の選任を申立します。選任された不在者財産管理人が、その行方不明の兄弟に代わって遺産分割協議を行うことで、相続登記や売却ができるようになります。

親族間で、売却・貸地・貸家等、方向性が決まりましたら、一度ご相談頂ければと思います。
お気軽にご相談ください。

2019/12/24